「私たちに民主主義の政治を返して!」。25日夕、安倍内閣の退陣を求める人の輪が名古屋駅前に広がりました。県内八つの市民団体でつくる実行委員会が呼びかけた緊急街宣。集まった約200人が「まともな政治を」などのプラカードを掲げ、「改ざん内閣総辞職しろ」と声をあげました。
「森友文書の改ざんが許せなくて初めてデモにきた」。滋賀県長浜市の会社員男性(36)はSNSで緊急街宣を知り、電車で駆けつけました。「昭恵さんがちゃんと国会に出るべき。安倍首相はさっさとやめて」と話しました。
2回目のデモ参加だという西尾市の加藤真琴さん(27)は、2歳の子を抱いて「このままの政治を子どもたちの未来に手渡せない。安倍政権は責任をとって」と語りました。
「今怒らなくて、いつ怒るんですか」「一緒に声をあげていきましょう」。若者、母親、弁護士などが次つぎにスピーチしました。
安倍9条改憲NO!市民アクションの澤村暁世さん(28)は「公文書を改ざんするような内閣に憲法を変える資格なんてない」と訴え。市民連合@愛知の田巻紘子弁護士(40)は「安倍政権は憲法の根幹を破壊した。主権者・国民をだます政治は許せない。個人の尊厳を大事にする政治に変えるために必ず退陣してもらいましょう」とよびかけました。
野党から日本共産党の本村伸子衆院議員、立憲民主党の吉田統彦衆院議員が参加し訴えました。立憲の近藤昭一衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員、自由党の小沢一郎代表からメッセージが寄せられました。
(3月26日 しんぶん赤旗)