「ヒバクシャ国際署名をすすめる愛知県民の会」は10日、名古屋市中区で学習交流会を開き、約150人が参加しました。
呼びかけ人を代表し、元県弁護士会会長の花井増實弁護士は「被爆の実相や非人道性は若者とも共有できている。若い層の署名への反応もいい。目標に向かって一緒にがんばろう」と呼びかけました。
ノーベル平和賞受賞の核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員の川崎哲氏が「核のない平和で持続可能な世界をめざして」と題して講演。「核兵器廃絶条約の批准に向けた調査から始めるのであれば、与党の一部も巻き込んだ合意形成も可能」と指摘し、「条約に入っていないことがあまり知られていない。広く知らせて国民的議論にしていく必要がある」と語りました。
各地の活動交流が行われ、清須市の男性は「信長の後継を話し合いで決めた『清洲会議』の地から、政府に対話を訴える。人口半分の3万人を目標に集めたい」。弥富市の男性は「3000万人署名と合わせてやれば市民の反応も分かりやすく、効果がある」と話しました。
同会事務局の大村義則さんが「地域で会をつくり、草の根から署名を呼びかけよう」と訴えました。
(3月16日 しんぶん赤旗)