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なくせ長時間労働 名古屋で自動車デモ

 「安倍9条改憲・労働法制改悪NO!賃上げと長時間労働是正で運輸の安全を!」と2018年春闘勝利をめざす愛知自動車デモが2月25日、名古屋市内で行われました。建交労トラック部会やタクシー協議会などでつくる実行委員会が主催。

 港区で開かれた出発集会で尾崎俊介副実行委員長は「安倍政権がもくろむ改憲は『戦争できる国づくり』にほかならない。私たち運輸労働者は戦争に協力した戦前のにがい経験から改憲策動を許さない。交通運輸労働者の地位向上、安全と安心、雇用と環境を守るため奮闘しよう」と訴えました。

 県春闘共闘会議の榑松(くれまつ)佐一議長(愛労連議長)は裁量労働制に関する労働時間データーねつ造を批判し、「労働法制改悪を許さず、全ての労働者が安心して働き続けられる社会をつくろう」と呼びかけました。日本共産党の本村伸子衆院議員が連帯あいさつしました。

 集会に参加したトラック運転手(57)は「トラックやタクシーの人手不足は深刻。運転手の高齢化も進んでいる。解決には大幅な賃上げと長時間労働など労働条件の改善しかない」と話しました。

 集会後、約50台のトラック・タクシーがデモ行進し、沿道の市民にアピールしました。

(3月2日 しんぶん赤旗)