愛知県豊田市では、名鉄バスが市内の2路線を廃止する意向を表明したことから市民の中に不安が高まっています。
日本共産党愛知県委員会と豊田市委員会は1月31日、名鉄バス本社(名古屋市中村区)にバス路線廃止の中止を求める要請を行いました。すやま初美参院選挙区予定候補、大村義則、根本美春両豊田市議、本多のぶひろ豊田市議予定候補らが参加しました。
名鉄バスは昨年12月末、突然、市内中心部を運行する東山住宅線と九久平線を今年4月に廃止する意向を発表しました。住民から党市議団のもとに「廃止はやめてほしい」との声が多数寄せられました。
要請では「運転免許証を返納したところなのに」「通勤や通院に利用している」など住民の切実な声を紹介し、廃止中止を訴えました。名鉄バス担当者は「豊田市と協議し、4月の廃止を10月まで延期することを検討中」と回答しました。
根本議員は地域支部と協力して「おいでんバスの拡充を求める会」を結成し、住民とともに、バス路線廃止の中止と、おいでんバス(豊田市の直営バス)の代替路線をつくる要望署名に取り組んでいます。
2日には、根本市議と「求める会」は、豊田市に約570人分の署名を届け、住民に影響が出ないように要請しました。
(2月4日 しんぶん赤旗)