名古屋市港区の社会福祉法人みなと福祉会と港区障害者(児)とともに育つ会は、障害を理由に地域の成人式に出席できない、成人を迎えた利用者の成人式を今年も共同で開催しました。
成人式は、1993年から各事業所の利用者、家族、職員が手づくりで行い、25年目。今年は、法人全体で10人が成人を迎え、13日と20日に盛大に祝いました。
「うろじの家」で開催された20日の成人式には、4人の成人が参加しました。
主催者の高木弘己・みなと福祉会理事長が「成人はさまざまな権利を持つことができる年です。この式を、社会参加への第一歩にしてください」と祝福と感謝を述べました。育つ会の磯﨑明美会長は「障害者差別解消法が施行されましたが、まだまだ運動は道半ばです。幸せに生きる権利と安心できる社会と未来のために、ともにたたかいましょう」とエールを送りました。
先輩の仲間たちからも「いろんなことがあるかもしれないけど、あきらめずにがんばってください」。
新成人の4人は「成人を迎えられたのは、たくさんの人のおかげです。これからもがんばります」と力強く答えました。
育つ会から新成人へ花束が贈呈され、さらに新成人から家族へ感謝とともに花束が贈られました。
(1月26日 しんぶん赤旗)