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改憲阻止と社会保障の充実 年金者組合が新春のつどい

 全日本年金者組合愛知県本部(あいち年金者組合)は18日、名古屋市南区で新春のつどいを開き、会場は500人の参加者でいっぱい。改憲阻止、社会保障充実への熱気に包まれました。

 伊藤良孝委員長は「今年は安倍政権の社会障改悪、改憲を阻止する重要な年。安倍9条改憲NO!3000万署名の取り組みを強め、大きな組合をつくり、安倍政権を追い詰めよう」と呼びかけました。

 全国九条の会事務局長の小森陽一・東京大学教授が「『猫』現代(いま)を語る 安倍改憲の新局面と日本の針路~いまこそ活(い)かそう憲法9条」と題して記念講演をしました。

 小森氏は、夏目漱石の「吾輩は猫である」発表から113年を振り返り、「『吾輩が猫である』は日露戦争の真っただ中で発表された。漱石は作品を通じて、軍国主義を批判し、個人の自由を侵してはならないと主張してきた。この漱石の抵抗の意思表示が、安倍改憲勢力とのたたかいと重ね合う」と強調し、「九条の会として3000万署名に全力で取り組んでいきたい」と力説しました。

 講演を聞いた男性(72)は「改憲勢力に対抗するためには3000万署名は戦争法反対署名以上の取り組み必要を感じた。年金者組合はもちろん、町内会、老人会などつながりへも署名を訴える」と感想を語りました。

 来賓あいさつで日本共産党の、わしの恵子県議は「3年前の県議選で党議席が12年ぶりに回復。党議員団が要求した請願の押印廃止や県営住宅の修繕費が毎年増額している。県民要求がさらに前進するため来年の県議選で党議席躍進へ全力をあげる」と訴えました。

 参加者は食事をしながらコーラスなど各支部の演じ物を楽しみました。

(1月20日 しんぶん赤旗)