愛知県労働組合総連合(愛労連)と愛知春闘共闘委員会は8日、トヨタ自動車の関連企業が多い刈谷駅前や名古屋駅前のオフィス街など県内各地で2018年春闘の前進を訴える宣伝に取り組みました。
刈谷駅前には各労働組合から約30人が参加し、出勤中の労働者にビラつきティッシュを配り、「ストップ安倍9条改憲、実現しよう!8時間働けばまともに暮らせる賃金を」とアピールしました。
愛労連の榑松(くれまつ)佐一議長、知崎広二事務局長らがマイクを持ち、「人間らしく暮らしていくためには時給1500円の最低賃金が必要。ただちに全国一律に時給1000円に引き上を」と強調。「各地で広がっている市民運動と労働組合が連帯して共同を広げ、大幅賃金引き上げ、長時間労働をなくすなど労働条件改善、安倍首相が狙う憲法9条改憲を阻止しよう」と訴えました。
ビラを受け取った自動車関連の下請け企業に勤める男性(57)は「安倍首相は景気が回復したと言うが、親会社はともかく私の勤める中小では好景気の実感はない。大幅なベアも望めない。消費税や介護保険料などの負担が増えれば、実質は賃下げになる」と話しました。
(1月12日しんぶん赤旗)