ニュース

憲法いかす政治へ 豊川稲荷前で井上・本村氏ら新年の訴え

 日本共産党の井上さとし参院議員は3日、風が冷たい豊川稲荷(愛知県豊川市)前で、本村伸子衆院議員、下奥奈歩愛知県議、東三河の地方議員らとともに、恒例の新年宣伝を行いました。

 井上氏は、昨年、核兵器禁止条約が採択された国連会議に参加し、被爆者と市民社会の代表らが世界を動かしたことを実感したと紹介。安倍政権の「戦争する国づくり」を絶対に許してはならないと強調し、「今必要なことは、憲法を変えることではなく、憲法に追いついていない政治を変えることだ。市民と野党の共同を大いに広げ、新しい政治をつくるために奮闘したい」と述べました。

 本村氏は、3000万署名が愛知県内でも取り組まれていることを紹介し、「愛知県では、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんなどが思想・信条の違いを超えて3000万署名の呼びかけ人になっていて、皆で力を合わせるという状況ができている」「2018年は、皆で力を合わせて安倍9条改憲を阻止したと言える年にしていくよう全力を尽くす」と述べました。

 下奥氏は、「昨年は、深刻な労働環境で働く若者の声を県議会に届けてきた。そういった中で、働くルールのリーフレットの増刷や、労働相談窓口のポスターをコンビニに張り出すことなどが実現した」と昨年の成果を報告。さらに、愛知県独自の給付制奨学金などの実現を求めていく決意を語りました。

 宣伝中、豊川稲荷に参拝に訪れた人が時折手を振って声援を送りました。

(1月5日 しんぶん赤旗)