名古屋市中区の大津橋小園内で28日夜、越冬活動突入集会が開かれました。会場には50人を超える路上生活者らが集まり、たき火で暖をとり、炊き出しで体を温めました。主催は、ささしま日雇労働組合や笹島診療所、ボランティア団体など16団体でつくる実行委員会。
越冬活動は「ひとりの死者も出さない」をスローガンに今回で43回目。官庁が閉まる28日夜から1月4日朝まで、炊き出し、生活・健康相談、散髪、安否確認の夜回りに取り組んでいます。
日本共産党愛知県委員会から、本村伸子衆院議員、すやま初美参院愛知選挙区候補らが激励に訪れ、愛知農民連や党員、支持者から託された支援物資(米100㌔、野菜、洗剤など)を会場に届けました。
本村議員は「安倍内閣の生活保護基準引き下げ・削減は、日本の最低限度の生活水準をさらに引き下げるものだ」と批判。「社会保障の充実・促進を力を合わせて勝ち取ろう」と連帯のあいさつを述べました。立憲民主党の近藤昭一議員もあいさつしました。
生活保護を以前受けていたと話す男性は「税金から出てるから、人に迷惑がかかると思って辞めた。今は空き缶拾って野宿生活している」。本村議員は「生活保護は権利なので、生活が大変であれば、ぜひ利用してください」と話しました。
(12月30日 しんぶん赤旗)