愛知県社会保障推進協議会は21日、縁日でにぎわう日泰寺(名古屋市千種区)の参道前で名古屋市の国保と高齢者医療、介護保険の改善を求める署名に取り組みました。1時間ほどで70人を超える人が署名しました。
社保協の小松民子事務局長、西村秀一副議長らがマイクを握り、「国保の県単位化で制度が大きく変わる。市町村が頑張らないと国保料が上がる危険性がある。国保料の値上げはもう許されない」、「来年は介護保険料改定の年。年金から天引きされ、収入が変わってしまう。誰もが安心して医療と介護を受けられる社会にしよう」と訴えました。
訴えを聞いた参拝客らが次々に足を止め、署名しました。署名に応じた障害を持つ男性(55)は「3カ月に1回、高額医療いっぱいの医療費がかかる。少しでも医療費が安くなると助かる」。年金生活の男性(77)は「収入は年金だけ。なんとか生活しているけど、コレステロール値が高く、健康の心配がある。病院に気兼ねなく行けるようにしてほしい」と話します。
近寄ってきて署名した女性(71)は「安倍首相は選挙前後で言ってることとやっていることがいつも違う。さっそく社会保障も削減したじゃない。憤りを感じる」と語りました。
(12月23日 しんぶん赤旗)