日本共産党愛知県委員会は15日、2019年の県議選で豊橋市区(定数5)に下奥奈歩(30)=現=、名古屋市緑区(定数3)に満仲(みつなか)美由紀氏(52)=新=、春日井市区(定数4)に内田謙(67)=新=、豊田市区(定数5)に大村義則(61)=新=の4氏を擁立すると発表しました。
県庁で行われた記者会見で、石山淳一県書記長は「総選挙で党は初めて野党共闘をおこなった。国政はもちろん、愛知県政や名古屋市政においても共闘によって変革していく展望が開けた。県議選前の知事選(19年1月)で共闘を発展させたい。県議選では複数区で切磋琢磨しながら自民議席を追い落としていく。現有2議席の絶対確保はもちろん、大幅な議席増を勝ち取りたい」と述べました。
2期目をめざす下奥氏は「大企業優先で福祉に冷たい県政を変えるため引き続き県議会で働きたい。特に若者の声を県政に届けたい」。二度目の挑戦の満仲氏は「シングルマザー、ダブルワークを経験してきた。格差と貧困をなくし、子育て支援施策の充実に取り組みたい」と抱負を語りました。
初挑戦する内田氏は「全国トップクラスの豊かな県財政を県民に福祉、教育に使いたい。地元の県営名古屋空港を軍事利用させないようにする」。大村氏は「県の施策は災害対策予算など尾張部に厚く三河部に薄い。是正したい。被爆二世として知事にヒバクシャ国際署名を応じるよう県議会で求めたい」決意を述べました。
(12月17日 しんぶん赤旗)