名古屋市緑区で26日、八法亭みややっことして落語で「憲法噺(ばなし)」をしている飯田美弥子弁護士を迎えた「憲法を考えるつどい」が開かれ、300人以上が参加しました。「緑区『九条の会』連絡会」の主催。
飯田氏はユーモアを交え、暮らしに息づく憲法や自民党改憲案など縦横に語り、会場は笑いと拍手が何度も起こりました。「憲法では、13条によって個人が自由に生きていいよと保障している」と強調し、言論統制や排除が懸念される自民党改憲案は個人の尊厳に土足で踏み入れるものと厳しく批判。改憲案で強調される「公益及び公の秩序」を「安倍の好み」に置き換えると安倍改憲の狙いが分かりやすくなると述べ、「子どもたちに絶望を手渡しちゃいけない。戦争法廃止、改憲阻止の声を大きく上げていきましょう」と話しました。
地元のフォークバンド2組が「ずぅーっと9条隊」を結成。平和、憲法、福島をテーマに4曲を披露しました。
事務局の池田憲一さんは、「憲法は、いま戦後最大の危機。守り切れるか一人ひとりの頑張りにかかっている。改憲勢力が国民投票しても負けると思わせるために、3000万署名を成功させよう」と呼びかけました。
講演を聞いた女性保育士は、「未来のために若い人たちも巻き込んで、憲法の防波堤をつくりあげなきゃいけないですね」と語りました。
(11月28日 しんぶん赤旗)