名古屋市では、全国市民アクションが呼びかけた「安倍9条改憲NO!3000万署名」を推進するため、千種(ちくさ)、名東両区の著名人が呼びかけて「安倍9条改憲NO!千種・名東市民アクション」を結成(10月28日)して取り組んでいます。来年5月までに7万3000人が目標です。
結成後初めての統一行動が4日行われ、開園80年の記念イベントでにぎわう東山動物園(千種区)前で16人が署名を呼びかけました。
名古屋東部革新の会の黒田二郎事務局長、新日本婦人の会名東支部の石倉明美支部長、日本共産党名古屋東部地区の梅村政年委員長、日本民主青年同盟名古屋東部地区の酒井健太朗委員長らがマイクを持ち、「国会発議阻止へ署名が大きな力を果たします」「平和でこそ子どもたちが動物を楽しむことができます。戦争への道を開く9条改憲に反対しましょう」と訴えました。
来園した人たちが次々と署名し、1時間で98人から署名が寄せられました。
孫を連れた男性(65)は「海軍水兵だった伯父が乗った軍艦が米軍の攻撃で沈没。伯父も軍艦とともに海の底。戦死の通知が届いたが遺骨は還ってこない。戦争だけは絶対にやってはいけない」。2人の子どもと来園した女性(34)は「子どもが小さい頃、東山動物園のゾウを題材にした絵本『ぞうれっしゃがやってきた』を読み聞かせたことがあります。動物が殺される場面で子どもたちは泣いていました。人間はもちろん、戦争は動物も犠牲にします。憲法9条を守ってほしいです」と署名しました。
(11月8日 しんぶん赤旗)