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比例東海4候補の訴えから

憲法守る使命果たす

もとむら伸子比例候補の訴え

 自民党も希望の党も維新の会も憲法9条を変える方向を明確にしています。憲法を壊そうという勢力に3分の2を与えるかどうかが問われます。大政翼賛会のような国会を絶対に許してはなりません。

 私は父が長崎で被爆した被爆2世です。父の弟は原爆の光を真正面からあび、2歳で幼い命を奪われました。あの長崎や広島の惨劇を、戦争を繰り返してはならない。そう誓って作られたのが日本国憲法ではないでしょうか。

 憲法学者や弁護士の方々が心配しているのが、来年10月に憲法を変える国民投票が行われるのではないかという危機感です。ある弁護士の方が私におっしゃってくださいました。いま日本共産党にどうしても議席を伸ばしてほしいんだと。議席を伸ばして理の力、理性の力で憲法を壊すような発議を阻止してほしい。これが日本共産党の歴史的使命だと思うと。私たちはこの歴史的使命をしっかりと果たしていきたい。

 日本の命運がかかった、憲法9条がかかった大事な選挙です。党をつくって95年、戦争反対とぶれずに命がけでがんばってきた政党です。その日本共産党がいま負けるわけには絶対にいかないんです。比例は日本共産党と書いていただく方を増やし、どうか憲法守る議席を増やしてください。

原発ゼロ 願い託して

しまづ幸広比例候補の訴え

 私の母は女手一つで私と妹を育ててくれました。朝早くから夜遅くまで働く母の背中をみて、母のように真面目に働く人が報われる社会、誰もが幸せになる社会を願って育ちました。これが私の政治家としての原点です。

 しかし、今の安倍政権はどうか。アベノミクスで格差と貧困を広げ、あげくはお友達のために政治をゆがめて便宜をはかる。こんな政治、絶対に許せません。今度の選挙は絶好のチャンスです。市民と野党の共同の勝利、日本共産党の大躍進で必ず退陣に追い込んでいきましょう。

 私は前回の選挙で浜岡原発の再稼働反対をオール静岡の声にと送っていただきました。

 浜岡原発は東海地震の震源地の真上にある世界一危険な原発だから政府の要請で唯一止めました。私は初めての国会質問で「浜岡原発の再稼働なんてありえない」と訴えました。安倍政権の答弁は、浜岡原発も他の原発と同じで運転するということでした。とんでもないことです。

 定数21の比例東海ブロックのなかで原発ゼロを訴えていたのは日本共産党の2議席だけでした。原発はいらない。この願いをこそって共産党にお寄せください。今度は3議席以上を実現させてください。

過労死の悲劇なくす

中野たけし比例候補の訴え

 私は、人間らしく働ける社会をつくる、このことを原点に一貫して活動してきました。

 学校を卒業したあと、スーパーで働きまいsた。「8時間労働」と言われましたが、それは研修期間の1週間だけでした。店舗に配属されると、朝の6時半に出社して、夜の8時か9時すぎまで働き、1カ月の残業時間は90時間。そのほとんどが未払い残業でした。こうした経験が活動の元になっているのです。

 先日電通裁判が報道されましたが、あんな悲惨な悲劇を二度と繰り返してはなりません。大企業の利益最優先という政治のゆがみを根本から正す日本共産党を躍進させていただくことが決定的な力となります。

 いま大企業は過去最高のもうけをあげ。内部留保も史上最高の400兆円を超えています。今こそ、この内部留保を国民に還元させていくことが必要です。正社員中心の安定した雇用の実現、中小零細企業を含めた抜本的な賃上げを実現させましょう。

 消費税増税ではなく、国民の所得を増やす経済政策の大転換も求められています。大企業・富裕層への優遇税制を改め、能力に応じた税負担へ転換していくため、どうか日本共産党を伸ばしてください。

原発反対貫く党伸ばして

大野ひろみつ比例候補

 総選挙が公示された日に、福島地方裁判所で国と東京電力を断罪する判決がだされました。福島原発事故の責任が問われ、「あの津波は予測できた。その対策を取らなかった国と東京電力は責任をとりなさい」という内容でした。一貫して原発反対を貫いてきた日本共産党を伸ばして、この判決の精神が生きる政治を作り上げようじゃありませんか。

 私は、1986年のチェルノブイリの原発事故を見て、「もうこんな事故は日本じゃ絶対に起こしちゃいけない」。そういう思いから、愛知で原発問題愛知県連絡センターを結成しました。当時は学生でしたが、その初代の事務局長として原発ゼロの運動を30年近くにわたって進めてまいりました。

 何よりも政治がいま一番力をいれなきゃいけないのは、原発事故の一日も早い収束、賠償、そして廃炉にすること。再稼働なんかしている場合じゃありません。原発の技術者を福島に総結集させ、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

 共産党の議席が伸びれば、政府を追及する力になります。私は比例代表の4番目。私まで議席に届くように、比例は日本共産党と広げに広げていただいて、どうか国会に送ってください。よろしくお願いします。

(10月14,15日 しんぶん赤旗)