「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合＠愛知」は９月２９日、愛知県庁で記者会見し、民進党が「希望の党」に合流する方針を決めたことについて見解を表明しました。安保法制や憲法９条改定を容認する「希望の党」は共闘相手にはなりえないとした上で、民進党の合流を「積み重ねてきた市民と野党の共闘をふみにじるもの」と批判。安保法制廃止や立憲主義回復など市民連合が求める政策で合意できる候補を支援し共闘を模索していきたいと述べました。
呼びかけ人らが意見を表明。全国ネットママの会＠愛知の新美加寿奈さんは、「民進党の希望の党合流には賛同しません。国民不在選挙なのではと言いたい。一人ひとりが自分の頭で考えて行動していくことが市民に求められていると思います。私たち市民がぶれてはいけない。悔しさをバネに今こそ市民が結集するときだと思います」と語りました。
田巻紘子弁護士は、「大義のために違いを乗り越えてねばり強く進めてきた共闘を市民に相談もなく踏みにじられた」と強く抗議。横浜国立大学の北川善英名誉教授は「ここで市民の願いをきちんと受け止める政治を取り戻す必要がある」と話しました。
（１０月１日 しんぶん赤旗）