名古屋市西区で8月31日夜、安倍内閣打倒へ向けて「本音で討論、本気で共闘を」と「市民と政党の討論会」が開催されました。野党4党と市民ら約50人が参加し、北朝鮮問題や憲法9条、原発、経済政策など活発に意見を交わしました。
討論会は戦争法なくそう西区の会が憲法講座第6回として企画。野党からは、日本共産党の大野ひろみつ衆院愛知1区予定候補、民進党の吉田統彦事務所の秘書、自由党愛知県連の西岡英明氏、社民党の平山良平県連副代表が参加しました。
野党共闘について、大野氏は「野党共闘は市民のみなさんの声が土台。市民と野党が4月に確認した合意をふまえ共闘発展に努力したい」と訴えました。民進党の秘書は「安倍政権を倒し、共闘していかねばならない。他党との相違点もあるが共通点も見いだして、前向きに進めたい」と語り、西岡氏は「共闘しないことは自民党を利することになる」、平山氏は「共闘はあたり前。衆院選での選挙協力を進めたい」と話しました。
北朝鮮問題について大野氏は、ミサイル発射に抗議するとともに圧力一辺倒の安倍政権を批判。国際社会と協力した対話での解決を求め「野党が力あわせ、緊張状態を戦争にしないために力を尽くしたい」と語りました。各党も緊張をあおるような安倍政権を批判し対話による解決の道を求めました。
参加していた大学生からは、「友達に安倍さんを好きな人はいないが自分の就職や経済政策を見て自民党に入れる人はいる。野党には具体的で安心できる経済政策を打ち出してもらいたい」との意見が出されました。大野氏は「野党と市民が合意した共通政策の第一は経済政策。具体的に豊かで魅力的な政策に練り上げたい」、他党も「アベノミクスは大企業をもうけさせただけ。若者が希望を持てるよう教育、最賃引き上げなどに予算を」などとこたえました。
「野党共闘は、市民から政党へのお願いです。私たちの方からアピールしていくことがこれからの政治を変えていく第一歩だと思う」と会場から呼びかける発言がありました。
(9月2日 しんぶん赤旗)