愛知県労働組合総連合(愛労連)の第56回定期大会が23日、一宮市内で開かれ、「強大な愛労連をつくり、労働者・国民の暮らしと平和、憲法が活きる社会をめざそう」と意思統一しました。
榑松(くれまつ)佐一議長は「安倍首相がすすめる戦争する国づくり、憲法九条の明文改憲は許してはならない」と強調。「貧困と格差の是正、働くルール確立、社会保障充実、核兵器廃絶などへ共同を広げ、7万人の組合員をめざそう」と呼びかけました。
各労働組合から33人が発言。「11年連続で組合員が増加。岡崎市の介護施設で組合が結成されるなど、労働環境の厳しい医療や介護職場で組合員が増えている。労働環境改善めざし取り組む」(医労連)、「臨時・パートを対象にアンケートに取り組んだ。多くの人から『慶弔休暇がなく、休日扱い。慶弔休暇が欲しい』とあった。運動の重点項目として取り組む」(福祉保育労)、「労使で『人の命を守る医療労働者として戦争に関わる如何なる行為にも協力しない』の協定を結んだ」(名古屋市の民間病院労組)などの取り組みが活発に論議されました。
全労連の岩橋祐治副議長、東海労働弁護団の後藤潤一郎弁護士、日本共産党の岩中正巳県委員長が来賓あいさつしました
大会は「労働者・国民のくらしと平和、憲法が活きる職場・地域・社会をめざし奮闘する」との大会宣言を採択。榑松佐一議長、知崎広二事務局長らの役員を選出しました。
(7月25日 しんぶん赤旗)