国際政治学者の畑田重夫氏が8日、名古屋市内で「緊迫する北東アジア情勢と今後の展望~学徒出陣を生き抜いた93歳からのメッセージ」と題して講演しました。日中友好協会愛知県連合会第37回総会の企画で約80人が参加しました。
畑田氏は「学徒出陣した学友2000人が輸送船が撃沈され全員が戦死した。多くの犠牲者をだした反省から平和憲法ができた。改憲を許さず憲法を守るのは戦争で生き残ったものの使命」と強調。「憲法冊子をいつもポケットに入れ、恋人のように私とともに生きている。学習こそ運動への情熱と勇気の源泉。学び、学び、さらに学ぼう」と呼びかけました。
日本共産党の、もとむら伸子衆院議員が参加し、「畑田先生の若々しい講演に感激しました。学びと実践を結び、『戦争はいやだ。改憲阻止』の声を総結集して安倍政権打倒に全力をあげます」とあいさつしました。
学生時代に畑田さんの講義を受けたという男性(76)は「今日の先生の訴えに励まされた。改憲ストップへ運動を広げたい」と感想を話しました。
(7月11日 しんぶん赤旗)