愛知県西尾市議選が18日告示(25日投票)され、日本共産党は前職の前田おさむ(61)、元職の牧野次郎(59)の両氏が第一声をあげました。定数30に有力35人が立候補する激戦です。
町議時代を含め34年間、市民の声を議会に届け、市民と要求を実現してきた前田候補。公共施設の建設から運営まで民間1社に丸ごと委ねるPFI方式を批判し、「合併前に4億5千万円もかけて耐震工事をした一色支所を解体し20億円もかける10階建市営住宅。まだ十分使える吉良支所を解体し、8億円の施設の建設。その3分の2がフイットネスクラブ。全面見直しが必要です」と訴えました。
前回、議席を失った牧野候補は、「国民の声を聞かない安倍政治、市民の声を聞かない市政を変えるため、どうしても勝利させてほしい」と強調。600通を超える市民からのアンケートを紹介し、県下2番目(世帯あたり)に高い国民健康保険税を、一般会計からの繰り入れを実現させ引き上げたいと述べました。
応援に駆け付けた、島津幸広衆院議員は「今度ほど重要な選挙はない」と切り出し、共謀罪法強行、加計疑惑隠しの安倍暴走政権を批判。「国会が終わって最初の選挙。共産党の2議席実現でノーの審判を下そう。安倍悪政の防波堤となり市民の暮らしと福祉を守る共産党に大きな支持を」と呼びかけました。
党と後援会は、巡回バスの路線新設・拡充、高校・大学の市独自の奨学金制度、就学援助金増額など党議員の実績を紹介。「複数議席回復で市民の願い実現が広がります」と宣伝、対話・支持拡大に全力をあげています。
(6月20日 しんぶん赤旗)