「共謀罪」が強行採決された15日夜、名古屋駅前には、同法の廃止と安倍政権の退陣を求める若者たちの声が響きました。「萎縮しない。諦めずに声を上げ続けます」
集まった約70人は、「共・謀・罪廃止!」「安倍はやめろ」「野党はがんばれ」とコール。飛び入りで一緒にコールする高校生の姿も。初めてスピーチする若者もいます。
「共謀罪が強行採決されて本当に怒って居ても立ってもいられなくて、こうして発言しに来ました」。初めて街頭でマイクを握った大学4年生の大星史緒さん(21)は、「議会制民主主義が破壊されるようなことは許してはならない。加計学園みたいに安倍さんのお友達だけが幸せになるような暗い窮屈な社会で生きたくありません。今声を上げることが、未来への責任だと思う」と訴えました。
大学2年生の岡田朋子さん(21)も初めてのスピーチ。「私たちは、おかしいことにはおかしいって声を上げていきます。私たちの言葉や考えを政府が弾圧する権利なんてない。政治を変えるために、選挙に行き安倍政権を退陣させましょう」と呼びかけました。
仕事帰りに足をとめて聞いていた会社員の男性(39)は、「共謀罪は思想の自由を奪うものなのかなと思う。独裁政治ですよね。これだけ多くの人が集まって上げている声を、安倍さんは聞かないとダメだと思う」と語りました。
(6月17日 しんぶん赤旗)