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核兵器禁止へ力集めよう ヒバクシャ署名推進へ「愛知県民の会」

 
 愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は9日、県庁で記者会見し、核兵器を禁止し廃絶する条約の実現に向け、「ヒバクシャ国際署名を進める愛知県民の会」を設立すると発表しました。

 呼びかけ人には恩田明彦・愛友会理事長、沢田昭二・県原水協理事長、池住義憲・元立教大学特任教授、益川敏英・名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構長(ノーベル賞受賞者)、丹羽宇一郎・元中国大使、荻野高敏・県保険医協会理事長、花井増寛・元県弁護士会長ら氏が名を連ねています。

 記者会見には、恩田、沢田、池住氏ら呼びかけ人5人、愛友会役員ら5人が参加しました。

 広島で被爆した沢田氏は「3月に開かれた核兵器禁止条約の第1回国連会議が成功し、15日から第2回会議で、核兵器禁止条約が現実のものとなる状況にある。愛知県で会を設立して署名の推進をはかることは、日本政府に対し、核兵器禁止条約の批准を迫る大きな力になる」と話しました。

 他の参加者も「私たち被爆者が自ら提起した署名。必ず成功させたい」、「国民平和大行進などを通じ、県内の自治体の首長が署名した」、「これまで県内で6万人を超える署名が集まっている。第2回国連会議に参加する県代表に国連に届けてもらう」と話しました。

 日本被団協の調査(5月末現在)では、長野、岐阜、石川など16都県で署名推進の会が結成されています。

 設立総会は7月30日(日)午後1時から名古屋市中区のイーブルなごやで開催。第2回国連会議参加者の報告も予定しています。問い合わせは愛友会052(325)7901へ。

(6月11日 しんぶん赤旗)