秘密法と共謀罪に反対する愛知の会は11日、名古屋市内で「共謀罪」法案の廃案をめざし連続学習会(全4回)の第1回を開き、会場いっぱいの120人が参加しました。
会共同代表の中谷雄二弁護士は「今回は過去3度廃案にした『共謀罪』の時と情勢が違う。自民党1強、マスコミの政府追随などの状況がある。だからと言って諦めてはだめ。国民の運動は反対する国会議員を激励し、安倍自公政権も国民の声を無視することはできない。廃案へ運動を広げに広げよう」と訴えました。
平川宗信・名古屋大学名誉教授が「刑法から迫る共謀罪の本質」と題して講演。平川氏は「刑法は既遂に対し処罰が原則。『共謀罪』は既遂前の行為を処罰するもの」と指摘し、「犯罪前のため情報収集、監視、密告など、監視社会に変質する危険性がある。絶対に廃案にしなければならない」と強調しました。
第2回は25日(木)に名古屋市東区のウィルあいちで、本秀紀・名古屋大学大学院教授を講師に迎え開かれます。
(5月13日 しんぶん赤旗)