憲法施行70周年を記念する市民のつどい(愛知憲法会議主催)が名古屋市熱田区の名古屋国際会議場センチュリーホールで開かれ、2200人超が参加しました。愛知憲法会議が発足した1965年から毎年開かれ、53回目。
来賓あいさつに立った池田桂子愛知県弁護士会会長は、「『共謀罪』法案や安保法制は平和国家を変容させる危険があり、憲法の規範と運用が乱されている」と話しました。
元中国大使の丹羽宇一郎氏が「激動の世界の中―国の行方を憂ふ」と題して講演。憲法について、70年間変えなかったことが何よりの国民の声だとして、「憲法3原則は絶対に変えてはいけないもの。若者は未来への最大の宝であり、教育などに最優先で投資しなければいけない」と語りました。シンガー・ソングライターのきたがわてつさんが「世界に届け!愛と平和のメッセージ」と銘うってコンサートしました。
本秀紀(もと・ひでのり)事務局長(名古屋大学教授)は、「安倍政権は市民活動を抑圧し、異論を唱える自由を奪おうとしている。止めるのは今しかない」と話しました。
(5月4日 しんぶん赤旗)