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内部留保使い賃上げを 労働者決起集会に350人

 
 愛知県労働組合総連合(愛労連)と愛知春闘共闘委員会は16日、春闘で賃上げと雇用の安定を勝ち取り、安倍暴走政治をストップさせるために、「労働者決起集会」を名古屋市中区・栄ひろばで開催しました。労組組合員など350人が参加しました。

 榑松(くれまつ)佐一・愛労連議長は、トヨタをはじめ大企業はベア要求額の半分の回答だったと述べ、「非正規をはじめすべての労働者の大幅賃上げは待ったなしの課題だ。空小企業は賃上げをしないと人手不足が解消できない。中小零細が賃上げできるよう、大企業には内部留保を活用しろと訴えよう」と呼びかけました。

 知崎広二・春闘共闘委事務局長は情勢報告し、大企業の先行き不安を理由にした低額回答は「期待はずれ」だと強調。残業時間100時間の上限規制について、「一部の人たちで決めるのは許されない」と指弾しました。

 愛知国公の丹羽佐俊議長は、同日行われた社保庁解雇裁判の不当判決を批判。JMITU愛知の北村淳書記長は、県下各地で低額回答抗議のストライキが実施したと報告。福祉保育労東海地本の薄美穂子委員長が決意表明しました。

 参加者は、「大幅賃上げで、安心して働き続けられる労働条件の実現を求めて、粘り強く春闘をたたかおう」とする集会決議を採択し、「団結ガンバロウ」と右手を高くあげました。
 集会後、「残業代ゼロ法案反対」「過労死なくせ」とコールしながら繁華街をデモ行進しました。

(3月18日 しんぶん赤旗)