「みんなでつくろう!住み続けたいまち名古屋」。名古屋市長選(4月9日告示、23日投票)で河村たかし市長の市政を変えようと市民集会が7日、昭和区の市公会堂で開かれ、1500人の市民が参加しました。愛商連などの市民団体でつくる「市政に春を呼ぶイキイキ!わくわく!実行委員会」の主催。
市長選に立候補表明している前副市長の岩城正光弁護士が駆けつけ、「格差を拡大させる一律減税や名古屋城天守閣木造化など『思いつき』による市政の混乱と停滞から一日も早く脱却したい。パフォーマンスでなく、市民の目線、市民の立場で、市民の声を聞き、人づくり重点の名古屋にする」と力を込めてあいさつしました。
俳優の天野鎮雄さんは「演劇では他の役者の台詞を聞くことが大切。市政も同じ。市民の声を聞かない市長はいらない」と語り会場を沸かせました。長谷川一裕弁護士が岩城氏の人柄や弁護士としての実績を紹介し「共に市政転換へがんばろう」と述べました。
保育や貧困問題に取り組む各分野の人たちが「123の市立保育園を78まで減らす計画。北区の市立保育園では民間の引き受けがなく、公募要件を緩和し、『保育水準の低下をまねく』と批判があがっている。民営化ははやめてほしい」、「安心して食べられる給食は大切。給食費の無償化を期待します」、「大企業や金持ち優遇の一律減税をやめ、その財源を国保料引き下げなど福祉充実に使ってほしい」などと市政改革への思いを語りました。
(3月10日 しんぶん赤旗)