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自衛隊曲技飛行中止を 住民ら名古屋市に申し入れ

 
 愛知県内の平和、市民団体、労働組合などでつくる小牧平和県民集会実行委員会は10日、名古屋市役所を訪れ、河村たかし市長に、航空自衛隊小牧基地(小牧市)でのアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」の展示(曲技)飛行を認めないよう申しれました。

 周辺住民を含め15人が参加。日本共産党の須山初美県常任委員、山口清明、くれまつ順子、青木ともこ、西山あさみ、柴田民雄の名古屋市議、山本亮介豊山町議が同席しました。
 展示飛行は、昨年3月におこなわれた航空祭で近隣市町の首長や住民の反対の声を無視して強行され、今年3月の航空祭でも実施を計画しています。
 福本英雄・小牧平和委員会事務局長らから「小牧市、春日井市、豊山町は反対、中止を申し入れた。名古屋市も基地に対して中止を要請してほしい」、「住宅密集地の曲技飛行は航空法で禁止されている。やめさせるべきだ」と訴えました。

 空港担当の観光文化交流局の担当者は「今月8日に小牧基地の渉外広報官から西区の上空を飛行する計画が説明された。西区上空では旋回飛行のみで曲技飛行は予定していないと言っていた」、「自衛隊に対し、安全を確保し、航空法を順守するよう伝えた」と述べました。
 参加者は、「自衛隊機の部品落下やエンジントラブルなどの事故で県営名古屋空港閉鎖が続発している。そのたびに近隣2市1町は事故のたび抗議しているが、名古屋市の対応はどうか」と追及しました。
 市の担当者は「事故には文書で再発防止を申し入れている。ただ回答はない。航空祭当日に現地視察を検討する」と答えました。

 実行委員会は大村秀章愛知県知事には8479人分の署名を添えて、「ブルーインパルスの展示飛行の実施を認めない」要望書を提出しました。
(2月12日 しんぶん赤旗)