愛知県内の平和、市民団体、労働組合などでつくる小牧平和県民集会実行委員会は10日、航空自衛隊小牧基地(小牧市)でアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」による展示(曲技)飛行を認めないよう、大村秀章県知事あてに3431人分(第1次)の署名とともに申し入れました。メンバーや周辺住民ら17人が参加。日本共産党の、わしの恵子県議、原田祐治春日井市議が同席しました。
申し入れは、昨年3月におこなわれた航空祭で、近隣市町の首長や住民の反対の声を無視して展示飛行を強行したことに対し、今年3月予定の航空祭も含め、今後実施しないよう申し入れたものです。
県平和委員会の矢野創事務局長は、周辺市町の首長が反対の姿勢であることをあげ、「人口密集地の曲技飛行は航空法に抵触する。危険な飛行は県知事が代表して、やめさせなければいけない」と要請しました。
県航空対策課担当者は「自衛隊は曲技飛行の事実はないと言っている。飛行は国土交通大臣の許可事項であり、愛知県に権限はない。航空法など順守するよう、防衛大臣や小牧基地に伝えたい」と述べました。
基地周辺住民は「曲技飛行の定義について認識を一致させるべきだ」、「住民の命を守る立場になってほしい」と訴えました。
第2次分は今月30日に集約し、提出する予定です。
(1月12日 しんぶん赤旗)