愛知県の「2017年反核平和新春のつどい」が8日、名古屋市東区で開催され、50人が参加しました。主催は、原水爆禁止愛知県協議会、安保破棄・諸要求貫徹愛知県実行委員会、非核の政府を求める愛知の会、愛知県平和委員会の4団体。
日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(日本AALA)の田中靖宏常任理事が「憲法を生かし、アジアの平和をどうつくるか~対決を協力に変えるアジア諸国の外交に学んで」と題して記念講演しました。
田中氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の不戦、共存・協力の取り組みを報告し、「中国と北朝鮮の脅威だけを見ず、世界を見渡すと、体制や文化の違う国々が協力し合う対話や動きが広がっている」と強調しました。参加者からフィリピンやインドの動向を聞かれ、田中氏は「フィリピンの貿易額はアメリカを抜いて中国の方が多い」、「最近のインドの経済成長率は中国を上回り、新自由主義や民族主義が顕著になっている」と答えました。
交流会で「安倍政権の沖縄県辺野古や高江の米軍新基地建設強行は許せない。沖縄県民への支援を強める」、「ノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟の控訴審をたたかう高江ツタヱさんの支援に力をつくす」、「核兵器廃絶めざし今年の3・1ビキニデーの取り組みを強める」などの意見が交わされました。
記念講演に先立ち、9条吹奏楽団が演奏しました。
(1月11日 しんぶん赤旗)