「サンタさん、プレゼントありがとう」―。名古屋市港区で17日、「港区障害者(児)合同クリスマス会」が開かれました。区内の障害者施設などでつくる実行委員会が主催し、障害者(児)と家族、施設職員ら300人以上が参加しました。
開会あいさつに立った、実行委員会の磯崎明美さん(港区障害者〈児〉とともに育つ会会長)が「地域や福祉関係の多くの人たちの応援で39回目のクリスマス会を開くことができました。今年4月に障害者差別解消法が施行されました。今回のテーマは『サンタの樹(き)になにがなるの?~いのちの重さはみんないっしょ』です。障害者も健常者も一緒に仲良くクリスマスを楽しみましょう」と述べました。
港区選出の愛知県議、名古屋市議を代表して来賓あいさつをおこなった日本共産党の山口清明名古屋市議は「障害者が安心、安全に暮らせる社会をめざします」と語りました。
参加者は、トナカイやサンタの衣装に身を包んで登場した、劇団名古屋団員の寸劇や歌、ダンスを楽しみました。フィナーレで一人ひとりにプレゼントを手渡すと、障害者(児)は歓声をあげて大喜び。会場は笑顔に包まれました。
施設職員の女性(31)は「障害児らは毎年のクリスマス会を楽しみにしています。安倍政権になって、きな臭い動きになっています。平和だからこそ
障害者も健常者もクリスマスが楽しめます」と述べました。
(12月23日 しんぶん赤旗)