愛知県議会12月定例会は20日、あいち航空ミュージアム(豊山町)の整備などを盛り込んだ総額207億815万円にのぼる一般会計補正予算案など38議案を可決し閉会しました。
今議会から署名者の押印義務が廃止され、多数の県民の声が届くようになりました。請願は16件も提出され、すべて日本共産党の、わしの恵子、下奥奈歩両県議が紹介議員になりました。341万人以上が署名した私学助成充実を求める請願など3件が採択されました。
県独自の給付型奨学金創設を求める請願などは共産党のみの賛成で不採択でした。
党県議団が9月議会で求めていた、軽度難聴児の補聴器購入助成や特別支援学校の全教室空調化について、今議会で大村秀章県知事が「補聴器助成を市町村と連携してしっかり検討したい」「全教室の空調化のスピードを上げる」と答弁。県民と党県議団の共同で要求が実現することになりました。
下奥県議は最終日の本会議の討論で、航空ミュージアムについて、「展示の仕方において県の姿勢は、負の歴史や反省、平和利用へのメッセージの伝え方に及び腰」と指摘、愛知県国際展示場(常滑市)について「カジノを含む総合型リゾート施設の誘致の恐れがある」と厳しく批判しました。
(12月23日 しんぶん赤旗)