大野紀明市長の死去にともなう愛知県稲沢市長選挙(27日告示、12月4日投票)で、日本共産党も参加する「憲法をくらしに生かす稲沢民主市政の会」は17日、前稲沢市議の曽我部博隆(そがべ・ひろたか)氏(62)=無所属、日本共産党推薦=を擁立することを発表しました。
市長選には曽我部氏のほかに、3人が立候補を表明しています。
曽我部氏は、「大野市長は、リニア新幹線開通に合わせた再開発など、国いいなりの自民党型政治で開発を優先し、市民の生活を置き去りにしてきた」と指摘。「市民の声を市政に反映し、開発優先の市政から暮らし応援で誰もが安心して暮らせる市政へ転換していきたい」と訴えました。
曽我部氏は、▽一般会計繰り入れで国保税の引き下げ▽特養ホームの増設など高齢者の居場所づくり▽高校卒業までの医療費無料化▽義務教育の学校給食無料化▽コミュニティバスの路線、便数拡充▽祖父江、平和地域の支所を残し、災害時拠点など機能を充実させる―など豊かな財政を暮らし、子育て、地域に使うと述べ、「リニア、TPP、原発、安保法制(戦争法)、憲法「改正」など安倍政権の暴走に稲沢からノーの声を上げていきたい」と訴えました。
(11月19日 しんぶん赤旗)