名古屋市の「革新市政の会」が18日、熱田区で年次総会を開き、来年4月に行われる、名古屋市長選挙に向けた活動方針を決めました。約50団体75人が参加しました。
報告に立った蛯原京子事務局長は、この日発表した政策パンフレット『みんなでつくろう こんな名古屋に』が打ち出した内容にふれ、「暮らしの中でも予期せぬ困難があっても、『名古屋だから安心して暮らせたね』と語れる市政をつくろうというもの」とのべ、これをもとにした学習や討議を呼びかけました。
活動方針では、河村たかし市長が名古屋城天守閣木造復元やリニア新幹線駅建設をてこにした街づくりを掲げながら、保育園や図書館、学校給食などの民営化、民間委託を強引に進めていると指摘。「市民との共同を広げ、こうした市政を打破しよう」と提案されました。構成団体や地域組織から学習や要求交流の場を持つことなども提案され、参加者の拍手で確認しました。
討論では、保育、学校給食、リニア建設、介護の問題や地域活動など活発な発言が続きました。日本共産党名古屋市議団の江上博之市議が、名古屋城天守閣木造復元問題などをめぐる市政情勢について報告しました。
(10月22日 しんぶん赤旗)