民青同盟愛知県委員会は23日、日本共産党の田村智子副委員長・参院議員を迎え、福祉・医療・保育現場で働く人たちの交流会を名古屋市内で行いました。よりよく働き続けたいと願う若者ら33人が集まり意見を出し合いました。
参加者は「子どもに時間をかけたいが、事務に追われる」(保育)、「やりがいを感じる前に辞める人が多くて悲しい」(障害者施設)など悩みを話しながら交流しました。
講演に立った田村氏は、福祉分野の人手不足は直接国の責任と強調し、現場の声を国会に届ける決意を表明しました。車いすなど福祉用具を全額自己負担にするなどの介護保険改悪は、利用者の尊厳を奪い、状態を悪化させ、職員のやりがいも奪うものだと批判。「保育所に落ちた」ことを発端に盛り上がった運動が、利用者と働く者が一緒になった運動だったことを重視し、これを広げることを訴えました。
「諦めることなく運動することが次世代の労働者のためにもなる大義あること。野党共闘と同じで政権を追い詰める力になる」と励ました田村氏の話に、「保護者も安心できる保育を求めています。仕事は大変だけど、一緒にやれると思った」などの声も出されました。
田村氏は「諦めない生き方を民青や党に入って学び、仲間も得られました。腹の底からエネルギーを出せるようになります。入って一緒に頑張ろう」と呼びかけました。交流会後、1人が入党し民青にも加盟しました。
(10月24日 しんぶん赤旗)