愛知県阿久比町で8日、「戦争は絶対にダメ!知多半島共同連絡センター」が1周年を記念して、沖縄とともにたたかう講演会を開催しました。330人が参加。同会には、知多半島地域で戦争法廃止を訴える44団体が加盟しています。
共同代表の新美治一さんは、「憲法のもとで、沖縄の地方自治と県民の人権が踏みにじられている。沖縄の現実に向き合い、私たちの国・平和の有り様を一緒に考えよう」とあいさつしました。
前泊博盛・沖縄国際大学教授が講演し、沖縄返還(1972年)以降、米軍構成員による事件が5800件以上起きていることを紹介。戦後の沖縄は憲法の外に置かれ、主権も生存権もなかったが、「憲法を求めて運動し、返還を勝ち取ってきた歴史がある。軍事的な対応で解決できる時代ではない。憲法、権利、民主主義を確立させるたたかいを、沖縄とともにやっていこう」と訴えました。
参加した大学4年の女子学生は「国会議員も警察も国民を守るためにあるはずなのに、沖縄では、あるべき姿が逆転しているように見える」と語りました。
(10月12日 しんぶん赤旗)