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公立保育園存続求める 守る会が市長に署名提出

 
 名古屋市の保育園関係者でつくる「北区東区公立保育園を守る会」は7日、河村たかし市長に名古屋市味鋺(あじま)保育園(北区)の民間移管を撤回し、公立保育園としての存続を求める要求書と2430人分の賛同署名を提出しました。

 名古屋市は2025年までに現在111ある保育園を78カ園に集約する計画です。今年度は4カ園について民間移管の公募が行われましたが、味鋺保育園(北区)は応募がありませんでした。
 要請には味鋺保育園の保護者ら30人が参加。日本共産党の岡田ゆき子議員(北区選出)ら6人の党議員が同席しました。
 母親らは「これまで民間移管になった園は数十年以上の保育運営実績の社会福祉法人が応募したけれど、今回は条件を緩和し運営実績3年にするといいます。経験の浅い法人だと保育内容が問題に」、「民間移管になれば保育士が代わって、慣れ親しんだ保育士がいなくなり、子どものストレスが心配」と訴えました。
 応対した市担当者は「要求内容は市長や関係部局にしっかり伝える」と答えました。

 同会の吉川千佳子代表は「応募がないと知り、急いで署名に取り組み、わずか2週間で2千人以上が協力してくれました。市は保護者の理解と納得を得て民間移管すると言うが、保護者は納得していない。市は保護者や市民の声を受け止め味鋺保育園だけでなく、公立保育園の民営化計画を撤回すべきです」と話しました。
(10月9日 しんぶん赤旗)