愛知県岡崎市議選(定数37)が10月9日告示(16日投票)されます。日本共産党は現職の、きまた昭子(67)、鈴木まさ子(55)、新人の新免はるか(32)の3予定候補が、8年前に失った3議席の回復をめざします。五十数人が争う多数激戦の様相です。
市議選では、安倍自公政権の暴走政治に審判を下し、安倍政権追随、大型開発に偏った市政から市民の暮らし、福祉優先の市政にするかが問われています。
岡崎市政は自民、民進、公明などの「オール与党」体制で豪華な市役所東庁舎建設など大型公共事業を推進。不要・不急の巨大公共事業(乙川リバーフロント事業)をやろうとしています。一方で特養ホーム待機者は県内2番目に多く、保育園に入れなかった児童は今年度76人、国民健康保険料値上げなど市民の暮らし・福祉を切り捨てています。
「オール与党」議会は、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回、年金削減中止、消費税10%増税中止の各意見書を日本共産党以外の反対で否決。国にモノが言えない市政になっています。
党市議団が実施した市民アンケートには400通を超える回答がありました。「保育園、第5希望まで出したが落ちた」、「72歳で借家に一人暮らし。3年前から国保料が2倍以上になった」、「サービス付き高齢者住宅は月20万円以上かかる。年金で入れる特養ホームがほしい」など市民の願いがビッシリ書き込まれています。
党市議団は市民と力をあわせ、中学校卒業までの医療費無料化、全小学校児童に防犯ブザー配布、妊婦健診無料を14回に拡大、住宅耐震補助の拡大などを実現。公約として▽特養ホーム増設で待機者ゼロ▽普通教室にエアコン設置▽学校給食の無料化▽コミュニティバスの路線充実▽市独自の返済不要の奨学金復活・拡充などの実現を掲げています。
きまた、鈴木、新免の3予定候補は、憲法9条を破壊する戦争法廃止へ幅広い共同をよびかけ、「安倍自公政権の悪政の防波堤として、市民の願う福祉・暮らし第一の市政にします」と訴えています。
(9月24日 しんぶん赤旗)