いのちと暮らしを守り、子どもたちに戦争のない明るい未来を手渡そうと第62回愛知母親大会が4日、愛知県犬山市内で開かれ、約1250人が参加しました。参加者は大会終了後、「生命を生みだす母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」と大会スローガンが書かれた横断幕を掲げ、市内を行進しました。
大会代表委員の山下一枝さんが主催者あいさつし、「国会で改憲発議ができる大変な段階に入っているが、新しい流れも始まっており、歩みを止めず行動していこう」と話しました。
日本平和委員会代表理事の川田忠明氏「憲法でくらしと日本、世界を変える」と題して講演。憲法改正について、自民党も「変えないほうがよい」が多数派だと紹介し、「我々も懐を深くして、運動していく必要がある」と指摘。「市民が政治を変える新しい幕があがった」と述べ、女性の運動の原点は生活と命に直結したたたかいで、持続する力と柔軟をもっていると強調し、女性が真に輝く社会へ奮闘をよびかけました。
分科会は、子育てや暮らし、平和など18のテーマで開かれました。格差と貧困を考えるシンポジウムでは、若者の貧困の実態やこども食堂など、できることはなにか話し合いました。
各団体の活動報告では、愛商連婦人部、あいち平和遺族会、年金者組合など9団体の代表が報告しました。山田拓郎・犬山市長、安保関連法に反対するママの会@愛知の宮崎里香さんが来賓あいさつしました。
参加した新婦人港支部の女性(62)は、「講演や報告に励まされると同時に、女性の力強さを感じました。若者に負けないようがんばっていきたい」と話しました。
(9月7日 しんぶん赤旗)