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NHKどこへ向かう 平和とメディア考える集会

 
 「平和を語る八月名古屋集会」が15日、名古屋市東区で開かれ、市民やメディア関係者ら100人が参加しました。日本ジャーナリスト会議(JCJ)東海など8団体でつくる実行委員会の主催で、平和とメディアのあり方をテーマに毎年8月に開催され、今回で42回目。

 JCJ東海の高野春廣さんがあいさつし、「参院選で、市民と野党が団結できたのは何物にも代えがたい体験。市民が政治を変えるという空気のなかで、メディアの報道少なかった。今日はNHKについて考えたい」と話しました。
 放送を語る会運営委員で元NHKディレクターの戸崎賢二氏が講演しました。「安倍政治とテレビ報道の危機 公共放送NHKはどこに向かうのか」と題してNHKと民放の参院選報道を報告。NHKが政権を批判する言論や運動を極力報じない姿勢だったことをあげ、「経営委員に首相派が任命され、批判報道を放送しようとすると、どこかの段階で待ったがかかる」と指摘。しかし、「内部に抵抗が生まれ、良心的な番組制作を目指す懸命の努力がある。そういった人たちをぜひ応援してほしい」と話しました。

 実行委員会に入る「愛知県民の手による平和を願う演劇の会」が8月16・17日に公演予定の演劇「化石山」の公開稽古を行いPRしました。
(8月17日 しんぶん赤旗)