「核兵器は廃絶を」「戦争法を廃止しよう」「憲法改悪許さないぞ」―。名古屋市千種区の今池交差点で6日夜、千種区9条の会などでつくる実行委員会が毎年8月6日に開く「平和のつどいin今池」。今年で11回目です。
参加者は横断幕やのぼり、うちわなどで通行人にアピール。「青い空は」「おりづる」などを合唱しながら、核兵器廃絶や憲法9条を守る署名を通行人に求めました。
主催者を代表して、栗本伸子さんがあいさつし、「悲惨な戦争は二度と繰り返してはいけません。なんとしても憲法を守り、核兵器をなくしましょう」と述べました。
高見九条の会の根村浩二さんは「安倍首相は任期中に憲法を変えたいと言っている。自民党改憲草案は、国防軍や人権制限を求めている」。東山見付九条の会の丸山百合子さんは「大震災、テロを口実に憲法を停止する緊急事態条項を許してはいけない。市民の運動で政治を動かそう。
伊藤勤也弁護士は「内閣改造で、いよいよ改憲の布陣が敷かれた。憲法9条を守る決意を新たにしてがんばっていこう」。旧満州から引き揚げた浜島成子さん(83)は「戦争の犠牲はいつでも女性と子ども。軍隊は国民のためじゃなく、権力のためにある。戦争はやっちゃいけない」と訴えました。
被爆者がよびかけた新たな国際署名にも20人が協力し、フィリピンやベトナム出身の人たちも署名する姿が見られました。フィリピン人の女性は「戦争で祖父母が亡くなりました。戦争はみんな被害者になってしまう」「原発も核兵器もいらない。死んでもイヤ!」と話し、署名する男性の姿もありました。
(8月9日 しんぶん赤旗)