愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は7月31日、名古屋市南区で「被爆71周年原爆犠牲者を偲(しの)ぶつどい」を開き、被爆者、遺族、平和団体代表、行政関係者ら約170人が参列しました。日本共産党の、わしの恵子県議、山口清明名古屋市議が参列しました。
恩田明彦理事長が主催者あいさつし、被爆者の高齢化がすすみ、昨年度は県内の被爆者91人が亡くなったことを報告。「犠牲者を追悼するだけでなく、二度と犠牲者をつくらないため、原水爆禁止、核兵器廃絶の運動を続ける」と述べました。
参列者全員による黙とう、代表による献花のあと、「追悼のことば」で、愛労連の榑松(くれまつ)佐一議長ら各界代表が核兵器廃絶の決意を述べました。
「平和の誓い」を行った女子高校生(16)は「憲法をどうするか、近隣諸国との関係をどうするかが問われる今、私たち若い世代は、みなさんの遺志を継ぎ、核兵器のない平和な世界をつくるために全力で運動をします」と表明しました。
遺族代表の金本弘さん(71)は「生後9カ月のとき広島で被爆した。一日でも長く生き、核兵器をなくす運動を若い人たちに引き継いでいきたい」と語りました。
文化行事で、アロハエコーズによるコンサート、参列者全員で「原爆を許すまじ」を合唱しました
(8月3日 しんぶん赤旗)