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高江を暴走から守る 名古屋で抗議行動

 
 「小さな村の自然と暮らしを権力の暴走から守りたい」―。沖縄県東村高江で強行されるヘリパッド建設に愛知からも抗議しようと「高江をまもれ!名古屋アクション」が7月30日、名古屋市中区栄で開かれ、市民ら80人が参加しました。リレートーク、歌や踊りなど多彩に取り組まれました。

 呼びかけ人の二村優子さん(命どぅ宝あいち)は「現地に行けなくても、それぞれの場所で、それぞれの思いを発していきましょう。平和を愛する私たちのアクションは非暴力です」と話しました。
 リレートークでは、青年が次々に訴えました。元海兵隊員による女性殺害事件の抗議デモ(名古屋市)に参加した男性(25)は「民主主義の国にあってはならない異常事態が今、起こっています。沖縄だけじゃない、日本全国の問題です」。沖縄県民大会(6月19日)に参加した女性(28)は「沖縄県民は、海兵隊撤退の総意を示しています。海兵隊基地を沖縄に押し付ける日本政府の暴走を止めましょう」。大学院生の男性は「高江や辺野古のことが報道されず、今何が起きているのか多くの人たちが知らされていません。ぜひ、この事態を知ってください」と述べました。
 高江の抗議行動に参加した男性がマイクを握り、現地の緊迫した様子を報告。「全国から1000人もの警察、機動隊がかき集められ、抵抗する住民や支援者を暴力によって排除している。戒厳令の状態だ」
 基地建設に怒りを示す女性も「戦争放棄した国で、小さな村の静かな生活を壊し、軍事基地がつくられようとしている。絶対に許してはいけない」。あいち沖縄会議の女性は「一人でも多く、沖縄に心を寄せてほしい」と訴えました。参加者の抗議の訴えに、うなずく通行人の姿も見られました。

 日本共産党の本村伸子衆院議員、参院選で奮闘した須山初美氏も参加しました。本村議員は「参院選で基地建設反対を訴えた伊波洋一さんが当選し、現職大臣が落選した。沖縄の人たちは安倍政権に、基地押しつけノーの声をはっきり示した」須山氏は「現地の人たちの人権を踏みにじるような暴力が行われている。絶対に負けないとたたかう沖縄の人たちと連帯し、愛知でも力をあわせてがんばろう」と話しました。

 沖縄辺野古の新基地建設や、高江のヘリパッド建設に抗議する現地の様子を写したパネルも展示されました。三線やギターで抗議の歌を披露し、勝利を勝ち取ろうと参加者全員でラインダンスを踊るなど、通行人の注目を浴びました。
 今後、抗議行動を週1回(次回は7日午後5時から)取り組む予定です。
(8月2日 しんぶん赤旗)