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ビーチでピース訴え 大学生らが核兵器廃絶署名

 
 日本福祉大学の学生らが17日、愛知県南知多町の内海(うつみ)海水浴場で「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」に取り組みました。同大学の原水爆禁止実行委員会の呼びかけで1990年から毎年、「海の日」前の日曜日におこなっています。今年は卒業生を含め13人が参加。1時間余りで120人の署名が集まりました。

 初めて署名宣伝に参加した学生は、上級生と組になり、「広島、長崎の原爆投下から70年が過ぎた今も被爆者は苦しんでいます。核兵器のない世界をめざしましょう」、「いただいた署名は国連に届けます」と訴えました。
 若者グループや子ども連れの海水浴客らが次々と署名をしました。名古屋市から2人の子どもと海水浴に来ていた女性(34)は「子どもの将来のため核兵器や戦争は無くしたいです。原発事故も怖いので再稼働はやめてほしい」。3人組の若い男性グループは「いい運動をしているじゃないか」、「俺のした署名が国連に届けられるのか」、「核も戦争もテロも反対。署名やるぜ」と口々に話しながら3人とも署名しました。
 5人家族の中国人観光各は片言の日本語で「ヒロシマ、ナガサキダメ。カク イラナイ」と語り署名しました。

 初めて署名宣伝に参加した2年生の男子学生(20)は「何人が署名してくれるのか心配でしたが、多くの人が署名してくれ嬉しかったです」。4年生の男子学生(21)は「学内の署名行動で1000人を超える学生が署名に協力してくれました。国連に多くの署名が提出できるよう引き続き署名に取り組みます」と話しました。
(7月20日 しんぶん赤旗)