改選数が1増え、4議席をめぐり8党9人がしのぎを削る愛知選挙区。日本共産党の新人、すやま初美候補(37)は18年ぶりの党議席奪還へ猛追し、当落線上で激しく競いあっています。
名古屋市で、志位和夫委員長を迎えて開かれた演説会には、会場のオアシス21前広場を埋め尽くす聴衆が詰めかけ、バスの乗客も「すごい人だね」とビックリ。小池書記局長を迎えた金山総合駅前の演説会も、強い雨にもかかわらず、人垣がどんどん膨れ上がり、駅利用者から「共産党は勢いがあるな」の声があがりました
すやま候補は「市民のみなさんと力をあわせ、憲法改悪ストップ、戦争法(安保法制)廃止、安倍暴走政治を止めましょう」、「給付型奨学金の創設、ブラックな働き方をなくし、若者が未来に希望の持てる社会に変えます」と気迫を込めて訴えます。若者が次々と駆け寄り「戦争法をなくして」、「国会にいってブラック企業をなくして」と期待を寄せます。
各地の演説会には「幸せを守るため」「選挙に行こう」と書いたノボリやボードを持った子育てママや若者が多数参加。ママの会やシールズの若者、市民連合@愛知、無党派の弁護士や学者が応援演説にかけつけます。
野党共闘や市民との共同が広がるなか、自公両党は危機感を募らせ、党幹部が相次いで来県し、野党共闘や共産党への攻撃を強めています。
自民党(現職)、公明党(新人)の候補はともに改憲問題と戦争法には沈黙し、「強い経済、強い日本をつくる」と貧困と格差を拡大し、国民を苦しめている「アベノミクス」の推進を主張。減税日本(新人)候補は明文改憲を表明しています。
共産党県委員会と同後援会は「比例も選挙区も大激戦・大接戦まで押し上げました。しかし、競り勝つためには、比例43万票以上獲得の大波をおこし、全有権者を対象に宣伝、対話・支持拡大の大爆発をおこそう」とよびかけています。
(7月2日 しんぶん赤旗)