参院選が公示された22日、日本共産党の小池晃書記局長は愛知、静岡、神奈川の3県を駆け巡り、日本共産党の比例代表での躍進と複数区での勝利を訴えました。「野党共闘の成功で安倍暴走政治をストップし、日本共産党の勝利で新しい政治と政府をつくろう」との呼びかけに、笑顔いっぱいの聴衆が拍手や指笛で応えました。
各地の演説会で小池氏は、戦争法廃止と立憲主義回復を掲げて野党が共闘し、安倍政権とたたかう画期的な選挙だと強調。「安倍首相は、憲法違反の法律を強行して自ら違憲状態をつくりながら、違憲の状態を解消するためと称して憲法を変えようとしている。あまりに身勝手で卑劣だ。自民党への一票は憲法9条を壊す一票です。戦争への道を止める願いを日本共産党へと広げてください」と訴えると、「そうだ」の声があがりました。
小池氏は、北朝鮮が同日、弾道ミサイルを発射した暴挙を糾弾すると表明。同時に「安保法制には何の『効果』もないことが証明された。軍事対軍事の悪循環でなく、憲法9条を生かした平和外交による解決こそ、日本にしかできない仕事だ」と呼びかけました。
小池氏は、「安倍首相はアベノミクスのエンジンをふかすというだけで、何をやるかまったく語らない」と批判。これに対して、アベノミクスに代わって格差拡大を是正する経済改革を持ち、原発問題、環太平洋連携協定(TPP)問題、米軍基地問題を解決する道を示す日本共産党を「必ず勝利させてほしい」と訴えました。
■すやま候補 愛知
名古屋市中区栄の噴水前では、岩中正巳県委員長とともに、愛知選挙区の、すやま初美候補は、広告デザイナーとして働いた職場で目の当たりにした長時間労働の実態を告発し「若者のがまんの上に成り立つ社会を変えたい」と表明。たけだ良介比例候補は「自分の子どもも、一人の青年も戦場に送らない」と力を込めました。市民連合@愛知の新美加寿奈さんが「野党と市民が一緒にたたかう選挙です。力を合わせて選挙を盛り上げよう」とスピーチしました。
(6月23日 しんぶん赤旗)