市民連合@愛知は3日、県庁で記者会見し、夏の参院選で日本共産党新人・すやま初美、民進党現職・斎藤嘉隆、社民党新人・平山良平の3予定候補を推薦することを発表しました。複数選挙区で、市民連合が特定の予定候補者を推薦するのは全国初。
会見には、すやま、平山の両予定候補と、斎藤予定候補の秘書が代理で出席。ママの会やシールズの有志、憲法学者が同席し、安保法の廃止、立憲主義の回復などを公約とする協定書を各予定候補と調印しました。
すやま氏は、愛知では9人が乱立する選挙といわれているが、自公と補完勢力による戦争法を許すのか、野党プラス市民で立憲主義を取り戻すのかが対決軸だとのべ、「市民が新しい選挙の形をつくってくれた。安保法廃止のために一緒にがんばりたい」と決意表明しました。
立憲デモクラシーの会有志の愛敬浩二名古屋大学教授は、予定候補者を一人に絞って自公に2議席を与えるわけにはいかないとし、「3議席の獲得を目標にする」と説明しました。
各予定候補の応援方法について、ママの会@愛知有志の新美加寿奈さんは、それぞれの街頭演説などで一緒にスピーチすることなどで、野党プラス市民の構図を可視化したいとのべました。
安保関連法に反対する学者の会の和田肇名古屋大学教授が3予定候補推薦の経過を説明。市民連合主催の公開討論の発言、9予定候補への公開質問への回答を参考に予定候補を絞ったとのべました。その中で今回の3氏が協定書にサインする意思を表明したため、推薦予定候補の発表になったとしました。民進新人予定候補については、市民連合として排除したものではないとの説明がありました。
(6月5日 しんぶん赤旗)