「選挙に行こうよ」「市民の力で政治を変えよう」。若者や子育てママの声が名古屋市内で響きわたりました。4日に行われたシールズ東海の「参院選に行きたくなる集会デモ」。駆けつけた野党国会議員らと一緒に300人が繁華街でアピールしました。
32の1人区の野党統一候補が決まってからシールズ東海としては初の行動。若者グループから「がんばれよ」と激励があり、「俺も入れてくれ」と何人もがデモに飛び入り参加しました。
行進に先立ち、中区の光の広場で集会が行われました。シールズの海老原陽奈さんは「先の戦争で私と同年代の若者が多く亡くなった。『命を奪う戦争はダメ』と声をあげよう」と訴えました。
ゲストの精神科医・香山リカさんが「貧困による病気の解決は政治の責任」、森原康仁三重大学准教授が「参院選は市民が政治を変える絶好の機会」とスピーチ。政党からは日本共産党の穀田恵二国対委員長、本村伸子衆院議員、すやま初美参院愛知選挙区予定候補、民進党の山尾志桜里政調会長が参加。穀田氏は「シールズの若者や子育てママら市民の後押しで野党統一候補が実現した。これが始まり。参院選に勝たねばならない。野党共闘と市民の共同の力で自民・公明と補完勢力を少数派に追い込もう」と訴えました。
(6月5日 しんぶん赤旗)