名古屋市長選挙に立候補経験のある5人が、河村たかし名古屋市長に対し、名古屋城天守閣木造復元構想、市議報酬増額と定数削減など熟慮するよう申し入れしました。
要望書は、竹内平さん(89・93年立候補)、大島良満さん(97年)、うのていをさん(01年)、榑松(くれまつ)佐一さん(05年)、太田義郎さん(09年)の5人の連名で、大島さんと太田さんら3人から小林史郎・市長室次長に手渡されました。
申し入れは、名古屋城の木造天守閣復元には、500億円以上の莫大(ばくだい)な予算がかかり、短期間で推し進めれば市民の生活がないがしろにされるのではないかと危惧を表明し、「市民のやりたいことを優先させるべき」と訴えました。
自民、民進、公明の市議報酬引き上げと定数削減は「民意を削り私腹を肥やす暴挙」で市民の批判は当然だが、「それを視聴があおって議員リコール運動を起こすことは、議会と首長という二元代表制を否定するものにほかならない」と指摘しました。
小林次長は「市長に渡します」と答えました。
申し入れした大島さんは「いま必要なのは市長のパフォーマンスではなく、市民と行政の努力と協力です」と話しました。
(5月19日 しんぶん赤旗)