愛知宗教人・日本共産党を支援する会(愛知・宗教人の会)が12日、名古屋市熱田区で、たけだ良介参院比例予定候補、すやま初美参院選挙区予定候補を迎えて懇談会を開催しました。宗派、宗教の違いを超えて「戦争法廃止、命を大事にする政治へ」の熱い思いが語られました。
世話人を代表し、真宗大谷派報恩寺(碧南市)の石川勇吉住職が「野党と市民の共同が広がっている。共産党の躍進で、命を尊び、人間らしく暮らせる政治を実現させよう」とあいさつ。
党の宗教政策を土井洋彦・党学術・文化委員会責任者が説明。「戦争法廃止の国民連合政府」の提案、野党合意の画期的意義などを紹介し、「宗教団体・法人が全国一多い愛知県で、対話・支持拡大を広げ、必ず躍進をかちとりましょう」とよびかけました。
法華宗乗運寺(豊橋市)の佐藤清純住職は「人の命を尊ぶのは仏教、キリスト教、どの宗教も同じ。戦争反対、貧困解消など現世で人の命を大切にする日本共産党を応援する」と述べ、400人以上から戦争法廃止の2000万署名が集まったことを報告。浄土宗誓願寺(名古屋市守山区)の鈴木孝子さんは、名古屋空襲や米軍兵士を寺に埋葬していることを述べ、「戦争は二度と起こしてはいけない』と話しました。
カトリック布池教会信徒の、うのていをさんは「2001年に市長選に立候補した時、カトリック信徒と共産党の人たちが共同して選挙をしてくれ感激した。今回の野党統一候補に努力した共産党の取り組みに当時を思い出す。ぜひ参院選で躍進してほしい」と語りました。
豊橋市で神社の世話役をしている大羽康利さんは「神主から改憲署名の依頼があった。改憲勢力に負けないようにがんばりたい」。真宗大谷派興蓮寺(岡崎市)の佐々木祐恵さんは「自民党は『地鎮祭、玉ぐし料を公費支出』できるようにしようとしている。参院選は改憲が大きな争点になる。改憲勢力を少数派に追い込みたい」と強調しました。
たけだ予定候補は東海・北信越9県の宗教人との懇談を紹介し、「戦争法廃止、原発再稼働反対など宗派、宗教の違いを超え運動が広がっている。安倍政治を変えるため共に協力しましょう」。すやま予定候補は党演説会にキリスト教会の牧師が応援演説に駆けつけたことを話し、「戦前の国家神道など信仰の自由が脅かされないようがんばります」と語りました。
懇談では、過疎や少子化による寺院の減少、格差と貧困の拡大により葬儀の簡素化など多様な問題も話し合われました。
(5月14日 しんぶん赤旗)