愛知県春日井市で11日、「立憲主義の回復と安保法制の廃止をめざす春日井市民ネット」(戦争法廃止春日井ネット)が結成後、初の街頭演説会をおこない、安倍政権と改憲勢力の暴走をストップさせようと訴えました。JR勝川駅前には100人を超える人が集まり、大いに盛り上がりました。
事務局長の宮田陸奥男弁護士は3月に春日井ネットを設立した経緯を説明。「春日井でも新しい市民の動きができている。憲法が生きる日本にみんなでしていこう」と強調しました。
マイクを握った小学校教員の女性(61)は「子どもたちを戦場に送るわけにはいかない。立ち上がった市民のエネルギーは、戦争法廃止をやり遂げられる大きさがある」。春日井ネット運営委員の由本昌敏さん(75)は「昨年からデモや集会に参加し、市民の動きにワクワクしている。全国で野党共闘を実現させ改憲勢力を落選させよう」と訴えました。
日本共産党の宮地ゆたか、伊藤建治両市議は「戦争法廃止、安倍政治ノーの声を広げよう」「緊急事態条項はなんとしてでも止めなければいけない」と強調。民進党の伊藤杏奈市議、社民党の代表も訴えました。
演説を聞いていた男性(69)は「3党がそろって演説するのは春日井で初めて見た。いろんな立場の人たちが戦争法廃止の一点で訴える姿に感動した」、70代の男性は「未来を担う若い人の関心をもっと集めたい。政治は身近なもの、簡単に参加できるものだと広げていきたい」と語りました。
(5月14日 しんぶん赤旗)