「だれの子どもも殺させない」「戦争させない。子どもを守る」―。子どもの日の5日、名古屋市中区の繁華街に子ども連れのママの声が響きわたりました。子育て中の母親らでつくる「安保関連法に反対するママの会@愛知」が開いた集会とパレードには子ども連れのママやパパら150人が参加しました。
■ 本村・すやま氏ら連帯のあいさつ
主催者あいさつで増田奈緒子さんは「戦争法、原発再稼働、消費税増税など安倍政治にママをはじめ国民の怒りの声が広がっています。参院選で野党が共闘して安倍政治を変えましょう」と訴えました。
母親と参加した女子小学生(9)は「テレビで戦争映画を観て怖くなりました。多くの人が殺される戦争は嫌いです。争いのない平和な社会がいいです」と話しました。
同会は各政党に参加をよびかけ、日本共産党の本村伸子衆院議員、すやま初美参院選挙区予定候補、民進党の伊藤孝恵参院選挙区予定候補が連帯のあいさつをおこない、民進党の近藤昭一、山尾しおり両衆院議員がメッセージを寄せました。
集会後、参加者は「戦争法なんていらない」「NO WAR」と書いた風船やこいのぼり、「安倍政治を許さない」と書いたボードを掲げ、ドラムを打ち鳴らしながらパレードしました。
5歳の子どもと歩いた女性(30)は「今まで政治に関心がなく、選挙も行ったり行かなかったりでした。今度の参院選は憲法問題など子どもの将来が関わっています。ママ友にも戦争法廃止を公約している候補者への支持を依頼しています」。ネットで知って参加した女性(28)は「夫と2歳の子どもと参加しました。私も夫も子どものために何かしたいと思っていました。親として戦争法廃止の声をあげる機会がありうれしいです」と語りました。
(5月8日 しんぶん赤旗)